2008年09月
2008年09月21日
ラッキーボーイ
預かりの我が家を風の如くに通り過ぎて行ったパピヨンてふ。 「これといって悪い所は無いけれど、10歳と高齢なので婿入りは時間がかかるかも・・・。」と正直なところ、ブンママさんも私も心の内で思ってはおりました。
処が、ところが、この夏のご縁枯れの季節に速攻のトライアルを決めたラッキーボーイでした
私がてふをラッキーボーイと思うのは、彼が ”センター出所後たちまち里親様に出会った” という事ばかりではないのです。
家族が入院中で預かり予定の無かった私に 手を挙げさせた事。 その私が足を骨折し、先住犬ロビンのペットシッターをお願いしなければ成らなかった事。 更にPシッターさんが里親M様とお知り合いだった事。
こんなに偶然が幾つも重なったのです。 いや、まったく”怪我の功名”とはこの事だわ。
M様のお母様とてふとは正に一目ぼれの間柄。 何もかもがM様ご一家とてふの為に約束されていたようなご縁。 そして申し訳ないほどの短期仮母となった私にも、M様という素晴らしいご縁をもたらしてくれたのです。 それもこんなにもお近くに。
てふは彼自身強運だったばかりでなく、周囲に
幸運をもたらす ラッキーボーイ
婿入り時に持参のタオルケットと
カドラーがお気に入り。
M家の息子さんがトライアル中のてふに会いに来て下さっているとか。 それも夜間に遠くから。 ママさんは食事に文句の多いてふの為に、いろいろ試行を繰り返して・・・
愛されています&愛しています
優しいアーヤちゃんはてふを受け入れ二匹しておばあちゃまのベッドにひねもすマッタリとか。

2008年09月17日
トライアル -- 幻のCATNAP犬
土曜日に預かりので翌日曜日に
次の日曜日
トライアルでーす
センター脱出後超特急でのご縁があり、てふはCATNAP里親募集には載りませんでした。
センターのゲージの奥でビクビク震えていた小さなパピヨン。 おずおずと近づいて来た 彼の命を救ったのはCATNAPでした。 だからたった12日間だったけれど彼はCATNAP のワンコだったのです。
こんな笑顔を見せて くれる君の命
輝かせようね
トライアル初体験の仮ママにブンママさんが全てを引き受けて下さいました。 (有難うございました)
「僕のお家だ
」って言っているお顔でしょ。
M様とお母様
手前に写っているニャンコ先輩はアーヤちゃん(白光りしてしまいました)いつも おばあちゃまにピッタリです。
おばあちゃまと相思相愛のてふとの成り行きは?
書類の説明など手続き業務の最中もアチコチ探検。 そして早速床にシィー すでに済ませて来たのに・・・。 きっと”ここは僕のもの”ってお印つけなのね。 テーブルの下に並んでいたニャンコ先輩方のお食事を遠慮なく失敬までして
ご免なさい、M様。
何をしても笑って見て いて下さる里親M様です。
2008年09月12日
赤い糸
足を骨折したのに気付かないで一週間も歩き回っていたオッチョコチョイのワタクシ どーも何時までも痛かったはずだわ。
「夏休み中の預かりさんの隙間を埋められたら・・・」って預かりを申し出たのに、 何という事でしょう 慌ててお知らせ
したブンママさんもびっくり! 病院HTLもホストファミリーも満室な一方、 里親のご希望も夏休み状態。 ともかく今週はこちらでお泊り頂かなければ。 食べる事とトイレ以外には要求もなく、寝るのが趣味みたい。 何とかなりそう。 イヤ、しなければ。
ガムもカドラーに持ち込んで。
スカスカの骨みたいなガム。
ちょっと時間が懸かるけど、 ちゃんと食べられます。
歯磨き効果があるので、 特に食後に与えています。 手で持つ仕草が可愛い〜。
ソファーに乗っても カドラーの中。
暑くないの?
上機嫌
ロビンはといえば床に行き倒れたり、ストーンベッドで冷をとったり。
ハウスの大きさに合わせて 切った御影石の夏用ベッド。 超重量が難点です。
流石の私も足の上に倒さない ようにと扱いは慎重
てふより一才は年長のロビンは元気なワンらしくお散歩
そんな彼の為に 親しくしているペットシッター、S母さんにお散歩をお願いする事に。 家族で旅行中はSさん一家にお預けしています。 一日中フリーでお家のワンコ達と過ごせます。 前回(一昨年)はお父さんのベッドへ行って寝てたとか。
やって来たS母さん、てふを見て事情を知ると閃いちゃったようです。 仕事柄そして勿論大・ダイ・ダイの犬好きです、ご近所のワンコ事情に詳しいのよね。 初夏に18歳で見送った先代の後に小さな
を望んでいるご家庭があるとか。
そのご家庭M様について聞けば聞くほど好ましく、”この時期にこのようなお話が起こる なんて正にご縁に違いない”と舞い上がってしまったほど。 その晩のうちにM様とお話をし、善は急げとブンママさんにまたです。 だって幻のように消えてしまわないよう、シッカリこのご縁を大事に離さずいたかった (いやぁ〜、私ちょっとハシタナイほど) これは間違いなく、てふを待っていてくれた 本当のお家、赤い糸で結ばれた運命と思えたのです。
いいえ、”預かり手が無いから婿入りを急いだ”なんて絶対にありませんよ。 誰が何年探してもM家程てふにピッタリのお家は無いのです。 まるで前々からのお約束だったように、自然に定位置に収まったのでした。
M様は馬を専門とされる獣医さんで、現在も大学院で研究も続けていられます。 てふは健康に問題は無いのですが、10歳ですもの。 くしゃみを連続し続けたり、 後足をおかしな具合に曲げて座ります。 生活に注意を要するかも知れませんよね。
ご家族は高齢のお母様と2ニャンコさん、そして首都圏に息子さんがおいでです。 M様は生まれてから犬猫の居なかった時は無く、お母様もご子息も大の動物好き。 春に失くされた18歳のワンちゃんは息子さんが北海道で保護し連れ帰った仔。 「健康であったのはそのだけでした。 多くは病院へ持ち込まれた
を引き取ったり、 迷子、捨て子を保護して里子に出して来ました。」 今回はお母様の健康上の問題から3K以下の落ち着いたワンコを望んでいられました。 てふは”落ち着いた静かな環境に居たい”とはっきり主張しています。
M様が同居の動物達の為に示された生活環境は:
お留守番時間: 月に一度数時間 お散歩の時間: 犬が望むだけ 旅行時の対応: 動物が居るので旅行はしません
すごいでしょう でもモチロン此れだけではありません。 何よりも、辛い過去を通って来た犬猫達に注ぐ深い愛情がお話の端々に溢れていました。 その上に
経験豊かな獣医さんです
更に、さらにお住まいは我が家から徒歩5分程の所だったのです 訊けば「あぁ、あちらにお住まいでしたの?」という具合でしたの。 遊歩道沿いにあるご自宅前は元はメインだったお散歩コースNo.2かな? そんなお近くなら堅苦しいお見合いではなく、今日はお散歩コースNo.2へ
緑道をゆっくり行くとM様が出ていらっしゃって・・・
てふは知っていたのでしょうか? まるで元からのお家のように玄関の鍵を開ける 間ももどかしげに入っていったのです。 ちょ、ちょっと、まだよそ様ですよ ズンズン奥に進んでお母様のお部屋へ。 親しげにご挨拶して、更にあちこち探検。 ニャンコ先輩方へもご挨拶出来ました。 (←全て
)さすが大人のてふです。 M様の気がかりはこの
ちゃん達への反応でした。 「猫達は絶えず色々な犬の 出入りがあるので慣れていますが。」と。 すっかりお母様に気に入られて「
このまま、ここに居て・・・。」 いや、それは・・・
ほぼ同時に送られた里親申し込みアンケートが、即行で処理された事は言うまでも有りません。 ジャンジャン押しましたよ、私も! 過密スケジュールの代表のとブンママさんの
を強引に使って頂きました
その週内にトライアルに漕ぎ着ける処だったけど、「協力病院の書類が間に合いませ〜ん」 ふぅ〜、超特急だったものね。 今となっては、あの時の細々は話が入り混じってファジィです。
トライアルに出る前に記念の一枚を。
何しろシュシュとのツーショットは無いの 彼の写真を撮るのに集中し過ぎて 忘れてしまったの! (何かネェSSサイズですが、PCが勝手に)
でも、いいんです。 とっても、とっても素晴らしい一週間でした(ながっ!) てふは少し慣れて、ウンPもきれいになり要求も出始めていい調子です。 手も掛からない大人なので、トライアルまでの一週間を周囲の方々に助けられて 乗り切れました。 (軽いって本当に楽だわ --- ロビン、聞こえる?)
本当に皆様有難うございました
2008年09月10日
ミニドッグランにデビュー
てふ君お散歩が好きではない? ギブス足の仮ママにとっては有りがたい。
ごきげんです。
でもこの方のようにはいきません。 トイレを済ませば、控え目に楽しんでいます。
てふ君、取りにおいでよ。
いらない?
じゃ、ママ投げてよ
いつもマイペースなてふです。 あ、ロビンもです。
どちらのも大人ですから。
今日は久し振りの爽やかな風が流れる初秋の一日。 なのに朝からPCの設定サポートをお願いしておりました。 先週に続いて午前中一杯。 「これを○○しておいて下さいネェ〜。 時間が懸かりますが、△△になりますので・・・。」と言って帰られました。
○○したらPCは勝手にお仕事。 でも言われたような△△にはならなかったのですよ 超スローな上に自分のブログにさえ”ページを表示できません
”なんて門前払いされて
他所のお宅訪問もPCの気分次第で、写真はほとんど×印。
凹みまくっております。 遅い、おそい更新ご免なさい。
2008年09月01日
マイペース
てふは十歳。 激変する環境に緊張しているはずなのに、結構上手に居場所を作っています。 それだけ犬生経験を積んでいるという事かな? 性格かしら? パピヨンらしい神経質さは見えないの。
←プチステイ中のブンママ家にて (ブンママさんのブログから)
ブン 「マウンティングはありませんよ〜。」
あれれぇ!
初めのタオルをチュバチュバ が無くなったら・・・
二時間も運動して、大丈夫?
ブン 「欲しそうに見詰めるけど、それだけ。」のはずの人間の食事。 三日目には「ワン、ワ〜ン欲しいんですが、ワン、ワン、ワン! 頂戴よ!!」に。
こんないい笑顔
ブン 「ストレスから少し血便が出ましたが、ドライフードだけで食べます。」 はプチステイ中だけ。 気に入りのトッピングだけ食べて、ふやかしドライは放り出したり、残したまま。 ロビンが後始末をしてしまうので、てふにはサークルの中で食べてもらう事に。 痩せっぽちのてふだから、そしてまだ血便もあったのでお腹に優しい手作り食に---完食
トイレシートはしそうな所へ置いたり、朝一や食後に誘導したけれど一度も成功しなかった。 それどころか、サークルお留守番の時間が予定オーバー。 「ごめん、ごめん。」と戻ったけれど、サークルのシートはきれいなまま。 やっぱり我慢の子。 ご飯の要求と同時にトイレも教えるようになりました。 サークルに入っていると「シィーがしたい」って吠えるの。 まだウンPで吠えた事はありません。 我慢しています、今までの所。
お散歩嫌いと聞いたけど、確かに大喜びはしないけど、ちゃんとしっかり歩きます。 先住と一緒に上手に付いて来られます。 いつもの公園まで40分のお散歩
(おっと、カメラ忘れちゃった)
お散歩が嫌いだったのではなくて、楽しい
って初めから知らなかったのでは? 想像したんです。 元飼い主は介護が必要になったほうの方で、既にかなりの年配に なってからの子育て。 だから、散歩はしたくなかった?
10年も室内飼いをしながら完全外トイレ。 部屋を汚したり、臭いがあるのが我慢できなかった?
深く考えずに、人間の食事と同じものを食べさせていた? ほら、昔って残飯なんか与えていたし。
だけど話しかけたり、一緒に遊んだりはしなかった? 疲れますものね だから、(賢いはずの)パピヨンてふは歳に似合わず、人間の言葉が分からない(振り?) 自分をアッピールしようとしないの。 でも、要求はしっかり。
マイペースです。
暑くてもカドラーが好き。
そっと後追いする ようになって。
えーーーっと、お知らせしなくっちゃ
すっかりリラックスのてふ
&
ギブスの右足
怪我をしてから一週間。 直に治ると思ってお引き受けした”お預かり”です。
何時までも痛みが引かない、と怪しんでいたら、「足、折れていますよ」ってドクター。 何ですってぇ〜。 2人と2ワンの生活は こんな姿になるなんて夢にも思わなかった仮母。 穿いて行ったパンツをたくし上げたのは良いけど、ギブスを装着したら脱ぐのに切らなければ 為らない羽目に。
どこまでも間の抜けた私でございます。
処でこんな時に何でございますが、皆様は最近のギブスをご存知でいらっしゃいますか? 職業上でなければ、ご存知ないのが普通ですわ。 私は初体験でした。 石膏を塗り固めるとばかり思い込んでいました。 違うんです。
↑の写真をジッとご覧下さい。 綿ソックスを履いているように見えるでしょう? 包帯みたいな布状のものをグルグル巻いて、その上から水(?)をピタピタ。 するとアラ不思議、発熱してきて足はジンワリ、包帯はしっかりピッタリ溶けたように接着です。 石膏だと、これの1.5倍の重さだそうです。 しかも、現在一度取替えておりまして、気が付いたらど派手ピンクを巻かれてしまいました! Dr. 「この次はブルーがいい?」 私 「け、結構です。 白にお願いします!」 見慣れたら、中々可愛い色です。 ブーツみたい。